事例制作ログ

事例の制作・活用に関するアレやコレ、かなり雑談

知ってためになる単位の話(3) 「今日は、フレンチでメートルとインチを食す」

      2016/10/24

前回、「単位の接頭辞(SI接頭辞)」という話を引きずり出しました。今回は、SIの話…と思ったでしょうが、まだ、引っ張ります。(いずれ、どこかで…)
今回の主役は、「m(メートル)」です。普段、メートルとはなんぞやと改まって考える機会は、まずないでしょう。それだけ、私たちにとってなじみのある長さの単位です。

定規
メートルは、古代ギリシャ語のmetron、ラテン語のmetrumを起源とする名称で「測ること」「ものさし」を意味するフランス語です。参考までに英語だと「メーター」です。電気や水道の使用量を測る計測器をこう呼びますね。

日本語の中に取り込まれている多くの外国語の中で英語が占める割合が高いのに、なぜ単位は「メートル」というフランス語を使用するのか不思議ではありませんか。ちゃんと理由があります。メートルは、自然発生的に生まれた単位ではなく、1790年にフランスのシャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴールが普遍的な物理量基準の必要性を提唱し、これを国民議会が承認して基準づくりが始まったことに由来します。

今や、長さの単位として世界中で使われるメートルですが、もともとはフランス産なのです。その後、世界的に共通の単位が必要となり、広く使用されるようになりました。ただし、USA、ミャンマー、リベリアの3カ国は、今でもインチを使っています。「人工的に作られた単位は生活の中で使用するのに不適切」というのが、その理由とか…。PCのパーツ交換をするとき、ミリネジとインチネジがあるのは、USAがインチを使っているからなんですね。

さて、1mの定義は、何度も修正されてきましたが、現在では、以下のように定義されます。

” 真空中で光が1/299,792,458秒間に進む距離 “

・・・・。

私の頭では、完全に理解することは不可能なので、このあたりは、測定している「セシウム原子時計」さんに任せて、私は気のおけない仲間と呑みにでかけ、メートルをあげることにします。
イマドキのナウいヤングは、「メートルをあげる」などといってもわからないかもしれませんが…。

この記事を書いた人

いとっち
いとっち
本名 伊藤幸夫。ディレクターときどきライターの書きたがり。阿漕は嫌いなアコギ(Acoustic Guiter)好き。縁あって単位とのおつきあいがはじまり、単位をテーマとした書籍を上梓。著書に「知っておきたい単位の知識200(ソフトバンク クリエイティブ刊)」「これだけ!単位(秀和システム刊)などがある。

 - その他

  関連記事

今年のテーマは「導入事例でマーケティング」。事例制作ログ2016始まります。

みなさまこんにちは。社長のきたみーです。花粉症真っ盛り、お花見真っ盛りですね。 …

導入事例でマーケティング ~IT企業のウェブリニューアルレポート開始!

こんにちわ。きたみーです。7月から、あるIT企業さまのウェブリニューアルレポート …

事例制作に関するスタッフブログをスタート

事例制作に関するスタッフブログをスタートします。 有志5人の持ち回りで、週に1回 …

知ってためになる単位の話(5)「すこぶる辛さを示すスコヴィル値」

全国的に梅雨が明けて、本格的な夏到来となりました。夏になると食欲が落ちるせいか、 …

知ってためになる単位の話(6)「台風がもたらすプレッシャーはいかほどか」

今年は、例年にも増して暑い夏となっていますが、台風の当たり年でもあるようです。程 …

導入事例でマーケティング(1)~事例制作は営業戦略と共にあり

ども。きたみーです。最近お客様からの相談で多いのが、「事例を作成して、集客したい …

【楽人楽酒 幻象学】 私なりの沿線旅~初めての店で飲むのは覚悟が必要?

昔贔屓にしていた飲み屋で知り合った友人Sちゃん、と言っても何歳か先輩なのですが、 …

知ってためになる単位の話(2) 「nanoってなんナノ? 教えて小人さん」

よく耳目にするナノテク(ナノテクノロジー)。微細な物質を制御することで品質の向上 …

イベント裏方初挑戦「さぶみっと!ヨクスル in 札幌」(前編)

午前2時。私は今、北の大歓楽街「すすきの」のとあるお店で、絶品の「長崎ちゃんぽん …

2016年は「IoT導入事例」「インダストリー4.0導入事例」やります

にわかに業界キーワードとして急上昇を続けている「IoT」と「インダストリー4.0 …